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受験生に向けて投げかける言葉

こんにちは!
個別指導×通い放題!の個別指導TAKUMI(たくみ)塾の大江です。
通い放題でもすべての授業に講師が付いて指導します!
函館密着で今日も真剣勝負!
塾のことや学習のこと、たまにはそうじゃないこともブログで発信していきます!

久しぶりの投稿です。
今までさぼっていたわけではありません。
中3生の総合ABCテスト、2学期の定期テストなどなど…それらの準備に大忙しでブログの方が後回しになっておりました。
と言ってもすべて言い訳ですね、反省。

さて、中3生はいよいよ受験まで残り2カ月余り。残り時間でどれだけ自分を追い込めるのかが勝負です。今までと同じペースでやっていては、実力はさほど変わらず受験を迎えることになるでしょう。

でもペースを変えるといっても睡眠時間を極端に削るようなことはよくありませんし、長続きしないのでお勧めしませんが、やはり「勉強の優先順位を最も高く」するよう心掛けてほしいです。

では本題。

受験生に向けた声掛けについて。
これは一言では言い表すことは出来ません。

普段からコツコツと結果を出し続けている生徒と、まだまだ満足できる数値が出ていないにも関わらず行動に変化が見られない生徒に同じことは言いません。

では変化が見られない生徒にこの時期、どういった言葉を投げかけるか・・・。

結論からいういと、どんなに着飾った言葉、どんなに心を揺さぶるような言葉を投げかけたとしても、共感はするが大きく行動に影響しないということです。

例えるならば、東進の林修先生がテレビで「勉強って、ホント素晴らしいですよね、勉強できるってほんと贅沢なことですよね」と言われて「そのとおり」と思う人は大勢いたとしても、その日から東大目指して勉強する人って…そうそういませんよね。一日寝て目覚めれば日常に戻ります。

人間って変化を嫌うと言われています。変化はストレスを生むからです。脳はいつもと同じ(=楽な)ことを望みます。これは受験勉強を例に挙げてもさほど変わりはないように思います。

話を戻します。

いくら生徒が塾に通っていたとしても、価値観に影響を与える場所は他にも多くあります。学校、家庭、友人、テレビ、新聞、本、SNSなど。塾はその中のほんの一つに過ぎません。

そしてあらゆるところで「受験生は後悔のないように勉強しよう」といったことはいろいろな形で何度となく言われていることでしょう。

そんな中で塾で「受験生は勉強しよう」的なことを言ったとしても、言われた側の行動に影響を与えることはほんのわずかだと思います。もちろんある程度の効果を考えて言葉のチョイスはします。しかし言われたその場では共感してもその後の行動を変えるというのは本当に難しいと思います。

では塾では何もやらないのかと言われれば、そうではありません。

塾が生徒に向ける言葉、それは入塾したときから卒塾するまですべてにメッセージが込められています。

授業、宿題のチェック、小テストの返却、模試の成績表返却、生徒に出す手紙、定期テスト前の授業、定期テスト後の反省、余談やくだらない冗談、保護者とのやりとりまですべてがメッセージです。

そしてそのメッセージを受けて行動を変えようとするかどうかは、受け取る側の問題です。結果、行動に変化が見られたとしても学校や家族、友人…そして塾などすべての価値観の中から総合的に判断された結論の一部なのです。行動が変わってくれればうれしいですが、それは塾だけが影響を与えたわけではないのです。

良い方向に変わればその生徒にはそれに適したメッセージに変わりますし、そうじゃなければよい方向に行くようにメッセージが変わります。これには終わりはありませんし、決まりきった形もありません。

行動を簡単に変えられないのであれば成績を上げられないのでは?

そうではありません。学校や家庭では出来ないけど塾に出来るものがあります。

それは勉強に対する強制力です。

塾に来るとゲームできません。漫画も読めません。休むベッドもありません。私の監視もあります。

そういった環境って塾ならではだと思うのです。
だから受験生に限りませんが、「成績上げたかったらごちゃごちゃ考えないで、その時間に1問でも多く問題を解け」なんです。

結論。

言葉による影響を否定はしません。でも共感はしても行動を自ら変えるまでにはなかなか至りません。結果を変えるには行動を変えるのが近道です。

そして結果が出て初めて行動が変わるような考え=勉強頑張ってよかった!になるのだと思います。

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