塾に通うと、授業中に「指導と演習」を行い、家庭学習として「宿題」が出されるところが多いです。
この「指導と演習」と「宿題」の割合は、特に英語や数学のような積み重ねが必要な科目は、学習者のレベルに合わせて変えてあげる方が望ましいと考えます。
成績上位、中位、下位それぞれの塾の利用の仕方を考えてみましょう。
成績下位層(通信簿1~2)
成績下位は勉強が苦手で基本が出来ていなかったり、つまずき単元がある場合が多いです。
この場合、宿題をたくさんやらせようとしても、既習内容含めてわからないこと・出来ないことが多く、宿題をやりきることが出来ません。
また学習習慣がなく集中力も低いため家庭学習をさせるのが難しい層です。
そのため充分な学習時間を作り成績を上げるには、塾の授業を多く利用する必要があります。
塾に通う回数の目安は1科目で週3~4回、もしくはそれ以上です。
成績中位層(通信簿3~4)
成績中位の生徒は基本は出来きます。
ただ科目や単元によっては苦手があったり、応用問題が出来ないことが多いです。
苦手や利用問題はしっかり時間をかけないと克服出来ません。
今より上を目指すのであれば塾を利用しましょう。
塾に通う回数の目安は1科目で週2~3回です。
成績上位層(通信簿5)
学習習慣や考える力を持つ生徒は難しい問題も解答解説からしっかり理解しようとします。
塾はペースメーカーとして利用したり、難易度の高い問題の解き方・考え方を学ぶために利用しましょう。
塾に通う回数の目安は週1~2回です。
まとめ
通信簿はテストだけで決まるものではありません。
そのため上記の成績と通信簿が必ずしも相応しないこともあります。
ただ塾を利用するときに注意してほしいことがあります。
それは成績の良い生徒も悪い生徒も、全員が塾に通う回数を同じにしてしまうことです。
そうしてしまうと勉強時間が不足し、学力が上がらない層が出てきてしまいます。
塾に通う回数を「友達と一緒に」などと安易に決めないことです。
ちゃんと塾長さんに相談しましょう。