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1学期の定期テスト

5~6月の定期テストの点数の回収がほぼ終わりました。
皆さん、よく頑張りました。中には大幅な点数アップに成功した生徒もおります。
こちらに掲載していますので、是非ご覧ください。

今日はある中学校1年の生徒のお話です。

目次

「たったの45点」じゃない。「ここまで来た45点」

中学1年生で初めての定期テスト。
ある生徒が数学で45点を取りました。
点数だけ見れば、決して高いとは言えないかもしれません。

でも私はこの結果に心から拍手を送りました。
なぜなら…

この生徒が塾に来たのはテストのわずか1か月前。
彼女は数学がとにかく苦手です。
小学校の算数からつまずいていて、中学校内容の正負の数や文字式は
「何をやっているのか、さっぱりわからない…」という状態からスタートでした。

でも彼女は本当に頑張りました。
テスト3週間前はほぼ毎日2~3時間、塾に来て勉強していました。
間違えた問題は何度も解き直ししました。
苦手な通分の計算にも取り組みました。

そして迎えたテスト本番。
結果は45点。
この点数を私は「たった45点」とは思っていません。

思えば入塾当初、「自分から塾に通いたい」…というよりは「親に言われて来ている」という気持ちが強かったと思います。
でも授業の中で小さな「わかった」が増えていくにつれ、少しずつ顔つきが変わっていきました。

出された宿題にちゃんと取り組みました。
テスト前は朝早起きして宿題に取り組んだとも、のちに聞いております。

「できなかったこと」が「できるかもしれない」に変わっていった1か月。
その積み重ねが45点という結果に結びつきました。

もちろん、これはまだ通過点です。
でも彼女のように「最初はやる気がなかった子」が、「自分の力で点を取った」ことこそに大きな意味があります。

きっかけは親でもいいんです。
大事なのは、そこから自分の意志で動き出せたかどうか。

彼女はこの1か月で確実に一歩を踏み出し始めました。
これから彼女がどう変わっていくのか、私はその成長を楽しみにしています。

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