「この問題、勘違いして…」
「計算ミスして…」
「約分忘れた…」
などなど、いわゆる「ミス、ケアレスミス」というやつです。
ケアレスミスだから「本当は出来た」と思うかもしれません。
でもミスはミス。
ケアレスミスするのは自分の実力不足が原因です。
当たり前ですが、どんな勝負事も「言い訳」は通用しません。
勝負の時に実力を出せるように普段から真剣に練習するんです。
スポーツやっている方ならわかりますよね。
テストや入試だって同じです。
普段やっていることが結果として現れます。
それを「ケアレスミス」だからと何もせず、次は気を付ける!などといっていると、次もケアレスミスに泣くことになります。
工夫で減らせるミス
ミスの多くは練習不足によるものですが、対策でミスを減らすことが出来るものもあります。
・大きな文字で書く
・分数は2行使って書く
・マイナスの記号(-)は大きく書き、分数に吸収されないようにする
などです。
簡単に減らすことが難しいミス
指導しにくいものがこれにあたります。
繰り上がりや繰り下がりの計算ミス
15-8=6
8+7=14
など。
ミスのたびに10の位から借りてきて…などと説明してもしょうがないような気がします。
三単現のs
これもなくならない人はいつまでもなくなりません。
「主語が三人称単数で現在の文では一般動詞にsを付ける」と言えるのに問題で良く間違います。
マイナスのついたかっこ外しの符号ミス
これは丁寧に途中式を書いていけば大概防げますが、この途中式を省略してミスします。
ではどうしたら、この手のミスが減るのか
わかっているのに間違うケアレスミスはどの学年の生徒でも起こります。
これは直ぐになくなるものではありませんが、ある程度の対策は可能です。
それは、
〇付けは本人以外がやって、間違いがあったら、その箇所は教えず、それを本人に探させる
です。
正しい答えがあると本人も間違いに気付きます。
でも正しい答えを伏せて置き、どこが間違っているかを自分の力で探させます。
これは時間と手間がかかりますが、一定の効果はあります。
私も指導に取り入れることがあります。
参考にして下さい。
今日も取り留めのない内容になりましたが、本日は以上です。